
株式会社wevnal様の問い合わせ対応効率化事例|AIとn8nで月60時間以上の工数削減!
目次
株式会社wevnal様の問い合わせ対応効率化事例|AIとn8nで月60時間以上の工数削減!
課題事例

こんにちは、株式会社feer広報部です!
今回はマーケティング業界の中小企業様でよく見られる「複数チャネルからの問い合わせ対応の煩雑化」について、AI活用での解決事例をご紹介いたします。
📋 今回の企業様の事例
BX(ブランド体験)プラットフォーム「BOTCHAN」を運営する株式会社wevnal様(マーケティング・従業員約100名)では、どんな課題があったのでしょうか?
こちらの企業様では、事業の成長に伴い、ウェブサイトのフォーム、メール、SNSなど、様々なチャネルから毎日多くの問い合わせが寄せられていました。 担当者様はそれぞれのツールを開いて内容を確認し、手作業で顧客管理システム(CRM)へ情報をコピー&ペーストしていました。さらに、問い合わせ内容に応じて担当部署へ振り分ける作業も手動で行っており、非常に時間がかかっていました。このプロセスは非効率であるだけでなく、情報の入力ミスや対応の遅れといったヒューマンエラーを引き起こす原因にもなっていました。
💥 課題の影響:担当者2名が毎日合計3時間以上をこの作業に費やし、月間で60時間以上の工数が発生していました。また、対応の遅れが顧客満足度の低下につながる懸念もありました。
📚 参考資料:この課題についての詳細は以下をご参照ください
AI改善提案
そこで!feerがおすすめするAI活用ソリューションをご提案いたします!
こちらの企業様のような課題は、AIと自動化の組み合わせで驚くほど改善できるんです。
1 使用するAI技術・ツール
今回の解決策では、以下のようなツールを組み合わせて使用します。
どれも実績のある信頼できるツールばかりです!
- • ChatGPT (OpenAI API):問い合わせ内容の要約、カテゴリ分類、緊急度の判定を自動で行います。
- • n8nワークフロー:各ツールを連携させ、一連の業務プロセスを自動化する要のツールです。
- • Googleスプレッドシート / Slack:問い合わせ内容の記録と、担当部署へのリアルタイム通知に使用します。
2 n8nワークフローによる自動化アプローチ
ここが今回のメインとなる自動化の仕組みです!
n8nは、プログラミング知識があまりなくても、視覚的な操作で様々なサービスを連携できる強力なツールです。 今回は、問い合わせがあった際に以下の流れを自動で実行するワークフローを構築します。
- トリガー:ウェブサイトのフォームから新しい問い合わせが送信されると、ワークフローが自動で開始します。
- AIによる解析:n8nが問い合わせ内容をChatGPT APIに送信します。ChatGPTは内容を瞬時に解析し、「要約」「カテゴリ(例:料金、技術、提携)」「緊急度(高・中・低)」を判断してn8nに返します。
- 担当部署へ通知:n8nはAIの解析結果に基づき、Slackの適切なチャンネル(例:営業部、サポート部)へ問い合わせ内容と要約を自動で通知します。緊急度が高い場合は、メンションを付けて知らせることも可能です。
- データベースへ記録:最後に、元の問い合わせ内容とAIの解析結果をすべてGoogleスプレッドシートに自動で追記し、一元管理を実現します。
3 実装手順
まず、どのような問い合わせが、どのくらいの頻度で、どのチャネルから来ているかを可視化します。これにより、AIのカテゴリ分類の精度を高めるための基礎データとします。
ChatGPT API、n8n、Google、Slackの各アカウントを準備し、API連携の設定を行います。特にn8nでは、各サービスを繋ぐための認証情報を設定することが重要です。
まずは一部の問い合わせチャネルのみで自動化をテストします。AIの分類精度が低い場合は、ChatGPTへの指示(プロンプト)を調整し、精度を向上させます。
全てのチャネルに展開し、本格運用を開始します。「問い合わせ対応時間」や「担当者の作業工数」などのKPIを設定し、導入前後の数値を比較して効果を測定します。
蓄積されたデータを定期的に分析し、ワークフローを改善します。将来的には、顧客からの返信メールも自動で取り込み、一連のやり取りを記録する仕組みへと拡張することも可能です。
期待できる定量的効果
効果項目 | 改善効果 |
---|---|
作業時間短縮 | 90%以上削減(月60時間→月6時間未満) |
コスト削減 | 年間約150万円(人件費換算) |
生産性向上 | 担当者がより創造的な業務に集中可能に |
エラー率削減 | 手作業による入力ミスや転記漏れをゼロに |
導入期間・コスト概算
項目 | 期間・費用 |
---|---|
導入期間 | 1ヶ月~2ヶ月 |
初期費用 | 10万円~30万円(feerによる設定支援の場合) |
月額運用費 | 1万円~3万円(各ツール利用料の実費) |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した事例のように、適切なAI活用で業務効率は大幅に改善できます。
次のステップ:重要なのは、まず自社の業務プロセスを可視化し、どこに一番時間がかかっているかを発見することです。 今回のような問い合わせ対応だけでなく、請求書処理やレポート作成など、AIと自動化が活躍できる場面はたくさんあります。 feerは、お客様の業務に寄り添い、最適な自動化の仕組みを一緒に考え、構築から運用まで伴走します。小さな一歩から、大きな変革を共に実現しましょう。
参考資料・関連リンク
- 株式会社wevnal 公式サイト - 今回事例としてご紹介した企業の公式サイトです。
- n8n 公式サイト - 強力なワークフロー自動化ツールの公式サイトです。
- OpenAI API 公式情報 - ChatGPTのAPIに関する公式ドキュメントです。
- 株式会社ROBOT PAYMENT 導入事例 - 請求管理の自動化に関する別の企業の事例です。
- 富士通アクセラレータープログラム 協業事例 - 株式会社wevnalの別の取り組みに関するインタビュー記事です。
注意:GoogleサーチリダイレクトURL(vertexaisearch.cloud.google.com等)は使用禁止。必ずオリジナルの直接URLを記載
参考資料・関連リンク
AI活用についてのご相談
この記事で紹介したAI活用策について、詳しい実装方法やカスタマイズのご相談を承っています。
無料相談に申し込む