hacomono様の請求書処理効率化事例｜AI導入で月80時間もの作業を削減！
目次
hacomono様の請求書処理効率化事例｜AI導入で月80時間もの作業を削減！
課題事例
こんにちは、株式会社feer広報部です！
今回はSaaS業界の中小企業様でよく見られる請求書処理の煩雑化について、AI活用での解決事例をご紹介いたします。
📋 今回の企業様の事例
実際の株式会社hacomono様（SaaS・従業員200名規模）では、どんな課題があったのでしょうか？
こちらの企業様のような急成長中の現場では、事業の拡大に伴い、毎月受け取る請求書の数がどんどん増えていきます。経理担当者の方は、様々なフォーマットで届く紙やPDFの請求書一枚一枚を目で確認し、会計システムへ手入力する作業に多くの時間を費やしていました。この手作業は、どうしても入力ミスや確認漏れといったヒューマンエラーを引き起こす原因となります。月末の締め日には作業が集中し、残業が常態化することも少なくありません。さらに、この複雑な業務が特定の担当者に依存してしまう「属人化」も、多くの企業様が抱える深刻な問題でした。
💥 課題の影響：同様の課題を抱える企業では、請求書処理業務だけに月間80時間以上を費やしているケースもあります。
📚 参考資料：この課題についての詳細は以下をご参照ください
AI改善提案
そこで！feerがおすすめするAI活用ソリューションをご提案いたします！
こちらの企業様のような課題は、AIと自動化の組み合わせで驚くほど改善できるんです。
1 使用するAI技術・ツール
今回の解決策では、以下のようなツールを組み合わせて使用します。
どれも実績のある信頼できるツールばかりです！
- • AI-OCR (Claudeなど)：AIが請求書の画像から文字を高精度で読み取り、必要な項目を自動で抽出します。
- • n8nワークフロー：各ツールやサービスを繋ぎ合わせ、一連の作業を自動化する中心的な役割を担います。
- • Google Drive / Slack：請求書の保管場所や、担当者への確認通知ツールとして連携させます。
2 n8nワークフローによる自動化アプローチ
ここが今回のメインとなる自動化の仕組みです！
n8nを使うことで、プログラミングの知識がなくても、まるでレゴブロックのように各ツールの機能を繋ぎ合わせて自動化のフローを構築できます。 具体的には、①Google Driveに請求書PDFが保存されたら、②n8nがそれを検知し、③AI-OCR（Claude）にPDFを渡して「請求日」「金額」「支払先」などの情報を抽出させます。 ④そして、抽出したデータをGoogleスプレッドシートに自動で記録し、⑤最後にSlackで経理担当者に「データ登録が完了しました。内容を確認してください」と通知を送る、という一連の流れを完全に自動化します。
3 実装手順
まず、毎月どのくらいの請求書が、どのような形式で届くのかを把握します。処理にかかる時間や発生しているミスの件数を記録し、どこに一番時間がかかっているのか（ボトルネック）を明確にすることが重要です。
AI-OCRは様々な種類がありますが、読み取り精度やコストを比較検討します。今回は汎用性の高いClaudeを例に挙げます。n8nと各ツール（Google, Slack, Claude）のアカウントを連携させるための初期設定（APIキーの設定など）を行います。
まずは一部の取引先の請求書のみを対象に、自動化フローをテスト稼働させます。AIがうまく読み取れなかった項目などをチェックし、AIへの指示（プロンプト）を調整して精度を高めていく作業（チューニング）を繰り返します。
テストで精度が安定したら、全ての請求書を対象に本格運用を開始します。導入前に計測した作業時間やミス件数が、導入後どれだけ削減されたかを具体的な数値（KPI）で測定し、投資対効果を評価します。
運用していく中で出てきた新たな課題や要望に合わせて、n8nのワークフローを改善していきます。請求書処理で得たノウハウを活かし、他の業務（例えば、契約書管理や経費精算など）にも自動化の範囲を広げていくことを目指します。
期待できる定量的効果
| 効果項目 | 改善効果 |
|---|---|
| 作業時間短縮 | 最大87.5%削減（月80時間→月10時間） |
| コスト削減 | 年間100万円以上（残業代・人件費換算） |
| 生産性向上 | 担当者がより付加価値の高い分析業務に集中可能に |
| エラー率削減 | 99%以上減少（手入力によるミスをほぼゼロに） |
導入期間・コスト概算
| 項目 | 期間・費用 |
|---|---|
| 導入期間 | 1ヶ月～3ヶ月 |
| 初期費用 | 10万円～50万円（設定支援・コンサルティング費用） |
| 月額運用費 | 1万円～5万円（各ツールのAPI利用料・n8nクラウド版費用など） |
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回ご紹介した事例のように、適切なAI活用で業務効率は大幅に改善できます。
次のステップ：まずは、御社の請求書処理に毎月どれくらいの時間がかかっているか、一度計測してみることから始めませんか。その上で、AI-OCRやn8nの無料トライアルを使い、数枚の請求書でテストしてみるのがおすすめです。feerは、お客様が抱える課題に寄り添い、その第一歩からゴールまで、最適な自動化の道のりを「共に走る」パートナーとして全力でサポートします。
参考資料・関連リンク
- 株式会社hacomono 導入事例 - 株式会社hacomono様の公式サイトです。
- n8n公式サイト - 今回の自動化の要となるn8nの公式サイトです。
- Claude公式サイト - 高度な読取精度を誇るAI、Claudeの公式サイトです。
- 【n8nでなんでも自動化】Gmailの請求書PDFを自動整理＆AI抽出！ - note - n8nを使った具体的な請求書処理の自動化ワークフローが解説されています。
- 中小企業のAI導入事例5選！メリットや成功のポイントも解説 - NTT東日本 - 中小企業におけるAI活用の様々な事例が紹介されています。
注意：GoogleサーチリダイレクトURL（vertexaisearch.cloud.google.com等）は使用禁止。必ずオリジナルの直接URLを記載
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