
問い合わせ業務効率化事例|AI導入で対応時間を80%削減!
目次
問い合わせ業務効率化事例|AI導入で対応時間を80%削減!
課題事例
こんにちは、株式会社feer広報部です!
今回はITサービス業の中小企業様でよく見られる「問い合わせ対応の属人化と時間的コストの増大」について、AI活用での解決事例をご紹介いたします。
📋 今回の企業様の事例
実際のさくらインターネット株式会社様(ITインフラ・従業員約800名)では、どんな課題があったのでしょうか?
こちらの企業様のような成長企業では、事業の拡大にともなってお客様からのお問い合わせが日々増加していきます。 メールや電話での問い合わせが中心で、過去の対応履歴は各担当者の記憶や個別のファイルに頼ることが多くなっていました。 そのため、担当者によって回答のスピードや質にばらつきが生まれてしまうのです。 新しい担当者の教育にも時間がかかってしまい、ベテラン社員は本来集中すべきコア業務になかなか時間を使えない、という状況にありました。 このような課題は、多くの中小企業様が直面する「成長の壁」ともいえるでしょう。
💥 課題の影響:GMOペパボ株式会社様の事例では、AI導入前に問い合わせ対応に月間で約1,620時間もの時間が費やされていました。
📚 参考資料:この課題についての詳細は以下をご参照ください
AI改善提案
そこで!feerがおすすめするAI活用ソリューションをご提案いたします!
こちらの企業様のような課題は、AIと自動化の組み合わせで驚くほど改善できるんです。
1 使用するAI技術・ツール
今回の解決策では、以下のようなツールを組み合わせて使用します。
どれも実績のある信頼できるツールばかりです!
- • ChatGPT (OpenAI):問い合わせ内容の要約、分類、そして回答文案の自動生成をおこないます。
- • n8nワークフロー:各ツールをつなぎ合わせ、一連の作業を自動化するための心臓部です。
- • Slack & Gmail:お客様からの問い合わせ受付と、社内担当者への通知に使います。
- • Google Sheets (またはNotion):対応履歴をデータベースとして蓄積し、ナレッジの共有に役立てます。
2 n8nワークフローによる自動化アプローチ
ここが今回のメインとなる自動化の仕組みです!
n8nを使うことで、プログラミングの知識があまりなくても、視覚的な操作で業務の流れを自動化できます。 今回は、問い合わせ対応を次のように自動化するワークフローを設計します。
- 問い合わせ受信:お客様からのメールをGmailで自動的に取得します。
- AIによる内容分析:受信したメール本文をChatGPTに送り、内容を要約して「技術的な質問」「料金に関する質問」などのカテゴリに分類します。
- ナレッジ検索:過去の対応履歴を保存したGoogle Sheetsを検索し、似ている問い合わせの回答を探し出します。
- 回答文案の作成:見つかった過去の回答を参考にして、ChatGPTが丁寧な回答文案を自動で作成します。
- 社内での確認:作成された回答文案をSlackの担当者チャンネルへ自動で通知します。
- 担当者による返信:担当者はSlackで内容を確認し、必要であれば少し修正してボタンを押すだけでお客様に返信が完了します。
- 履歴の自動保存:最終的な対応内容は、自動でGoogle Sheetsに追加され、未来の貴重なデータになります。
3 実装手順
まず、どのような問い合わせが多いのか、一件あたりにどれくらいの時間がかかっているのかを記録し、課題を明確にします。
今回提案したツール(ChatGPT, n8n, Slack, Google Workspace)のアカウントを準備し、基本的な連携設定をおこないます。
まずは一部の問い合わせカテゴリだけで自動化を試します。AIが生成する回答の精度を確認しながら、より自然で正確な回答ができるように調整を重ねます。
「対応時間の削減率」や「顧客満足度」などの目標(KPI)を設定し、導入前後でどれだけ改善したかを定期的に測定します。
蓄積されたデータを分析し、FAQページを充実させたり、新しい問い合わせの傾向に対応したりすることで、継続的に自動化の範囲を広げていきます。
期待できる定量的効果
| 効果項目 | 改善効果 |
|---|---|
| 作業時間短縮 | 最大80%削減 |
| コスト削減 | 年間150万円以上 |
| 生産性向上 | 担当者がコア業務に集中 |
| エラー率削減 | 属人性を排除し回答品質を標準化 |
導入期間・コスト概算
| 項目 | 期間・費用 |
|---|---|
| 導入期間 | 1ヶ月~3ヶ月 |
| 初期費用 | 15万円~50万円 |
| 月額運用費 | 3万円~10万円 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した事例のように、適切なAI活用で業務効率は大幅に改善できます。
次のステップ:まずは、みなさまの会社で「誰が」「どの作業に」「どれくらい」時間を使っているのかを明らかにすることから始めましょう。 小さな業務からでも自動化の効果は実感できます。 株式会社feerは、その第一歩である業務の可視化から、具体的なツールの導入、そして運用まで、みなさまと一緒に並走しながらサポートいたします。 ぜひお気軽にご相談ください。
参考資料・関連リンク
- n8n公式サイト - 今回の自動化の要となるツールの公式サイトです。
- ChatGPT公式サイト - AIによる文章生成ツールの公式サイトです。
- さくらインターネット株式会社 - 今回事例として参考にさせていただいた企業の公式サイトです。
- 株式会社MonotaRO - AIボイスボットなどを活用し、問い合わせ業務の効率化を実現している企業です。
- 1620時間の問い合わせ業務を削減!問い合わせ対応をAIに任せた実践例を解説 - コマースピック - GMOペパボ株式会社様の具体的な削減事例が紹介されています。
- 生成AIで変わる業務効率化|法人向け - ソフトバンク - 生成AIによる業務効率化の全体像がわかります。
- 【ChatGPT】n8nでお問い合わせ返答をAI自動化するワークフローを解説! - YouTube - n8nとChatGPTを連携させる具体的なワークフローの動画解説です。
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